10/8(土)のKids Are Backに出演する"Blockbusters"のインタビューを現在配布しているフライヤーの裏面に掲載しているのですが、
全て掲載するのには限界があり、フライヤーでは一部抜粋した形で掲載しています。
↓は完全バージョンでのインタビューです。"Blockbusters"の魅力が伝わればと思います。でわ、どうぞ!!
去年くらいから「Blockbustersが無茶苦茶かっこいいぜ!!」東京の友人からそういった話をよく聞くようになった。
まぁ、過去に関わったバンドや並行して活動するバンドを観ても間違いないとは思うが、その最高のライブを是非大阪でも味わってもらいたい。
メンバーはex-More Fun、ex-Treeberrys、Rockbottomの稲垣氏(Vo/Gu)、ハギ氏(Dr)、高木氏(サボテン)(Ba)とex-Samantha's Favourite、ex-Tweezers、Boyceの尾崎氏(Gu)からなる4人組。
東京産Powerpop/R&RバンドBlockbustersの来阪前に直撃インタビュー。
◯まずはメンバーの自己紹介を。
稲垣:ボーカル、ギターの稲垣です。Rockbottomもやってます。今度、1日だけTreeberrysもやります。
サボテン;高木静一/ベース。
ハギ:ハギです。ドラムとコーラスを担当してます。
尾崎:せっかくなので、アイドル風に…尾崎浩治 ギター担当 。
生年月日1968.9.13(Fri.)、血液型AB型、好きな食べ物&飲み物は
ベビースターラーメン、山芋、オクラ、納豆、油揚げ、お魚全般、そば&うどん、ウィルキンソンのジンジャーエール、日本酒。
◯Blockbustersってバンド名の由来は??
稲垣;Sweetが大好きだから。楽しく弾けた名前にしたかったから!Blockbusterになりたかったから。っていうとこですね。
ハギ:そう。Sweetの曲名から!
◯結成はいつですか?バンド結成の経緯は??
稲垣:4年?くらい前かな。9月でしたね。
爆発力とスタジアム規模のダイナミズムがある、ご機嫌なバンドをやりたいと思っていたら、ドラムのハギに出会ったんです。
他にメンバーが見つからず、2人で始めたら、フットワーク軽くライブも沢山できたし、楽しかったので、しばらくデュオでやってました。
ハギ:稲垣さんと同じ職場に自分が入ったことで知り合いました。仕事の面接の段階でパートを稲垣さんに問われ、ドラムをやっていることを伝えたところ、Cheap Trickのカバーをやろうということで二人でスタジオに入ることに。スタジオに入ってみると既にBlockbustersとしてのオリジナル曲が用意されており、その場のノリで作成することに。その後稲垣さんと国立競技場でFC東京VSセレッソ大阪を観戦中にバンド結成を打診され快諾。二人での活動がスタートしました。
サボテン:以前自分が手伝っていたバンドと、まだ2人だった時のBlockbustersが対バンした事がきっかけで、加入しました。
◯元々トリオ編成で尾崎さんは後から入りましたよね??尾崎さんが加入したのは驚きでした。加入した経緯は?
それと4人になってどうですか??
ハギ:そもそもは二人組での活動がスタート地点です。その後対バンしたバンドのベースであったギーさん(ハギ)が加入したことにより3人編成となります。
稲垣:そうそう。最初の1年半くらいはハギと2人でやってたんですよ。
でも、2人で出来ることは限られるし、何より自分の音楽を実現するには限界があると感じるようになったんです。
そんなときに高木君が、バスターズに入りたいと言ってくれたので、やってみようということになりました。
1ヶ月くらい3人でやって、何かが足りないと感じ、真っ先に尾崎さんが頭に浮かびました。
以前からいつか一緒にバンドをやりたいと思っていたし、実際、Cheap Trickのカバーバンドでは尾崎さんがリック役だったわけです。
そうそう、Blockbustersはリック先生の誕生日を祝う企画を毎年やってたんです。
尾崎さんやSuper Snazzのトモコさん、クランデスティンの聖くん、ブチ君に参加してもらって、毎年楽しかったですね。
で、話を戻すと、その頃、尾崎さんがやっているBoyceが休止状態だったので、速攻で誘ってみたら、快諾してくれました。
尾崎さんは、ライブにも、ほぼ毎回来てくれていたし、数少ない理解者の1人と感じていたというのもありましたね。
そうして、パズルのピースが揃った訳です。
ハギ:トリオの時点では二人で演奏していた曲を試行錯誤しながら活動していた期間であり、その時にもう一本ギターが入れば面白いんじゃないか、個人的にはそれぐらいの感覚です。尾崎さんはそれ以前からBlockbustersのライブでゲスト参加してもらったこともあり、満場一致で尾崎さんを誘うことが決まり、今に至ります。
サボテン:自分がBlockbustersに入ってから、程なくして尾崎さんが入ったので、感覚的には2人から4人になったとゆう感じが近いと思います。
元々ギター×1とドラムだけの前提でつくられた曲だったので、アレンジを見直しつつ、それをライブで試して、またリアレンジする過程は、悩ましくもあり、また有意義でもありました。とはいえ未だに試行錯誤は続いていると思いますが…。
尾崎:いな(稲垣)が単純にギター1本とコーラス1声増やしたかったのでは?
いなも俺も、よりコーラスに厚みのある感じの音が好きだし、主旋律に対して上のラインのコーラスの突き抜け感やの押し出し感があるのが、以前と変わった点でしょうか?
稲垣:4人になって、出来ることも飛躍的に増えて、楽しいですが、まだまだ、活かしきれてない気がします!
つまり、まだまだこれからってことです!
パワーアップしますよ!
◯あと今までのリリースを教えてもらえますか?
稲垣:2人でCDRシングルを沢山作り、アルバム(CDR)も2枚作りました。
ハギ:2人で活動していた頃のデモが数本ありますが、現在の編成になってからはまだリリースはしていません。
◯バンド始める時にコンセプトってありましたか??どういうバンドをやりたかったんですか?具体的にこういうのをやりたかった!ってのがあったら教えて下さい。
稲垣:ただただ景気の良い、ご機嫌なロックをやりたかったんですが、自然にでてきた曲をやってると、そうもいかないものですね(笑)。
ハギ;稲垣さんの歌声があってのBlockbustersなので、稲垣さんがやりたいようにやれる土台として自分がドラムを叩ければ、どんな音楽でもできると思ってます。これは始めた時から変わっていません。
◯音を聴くとCheap Trickの影響は感じるのですが、BlockbustersにとってCheap Trickってどんなバンド??
サボテン:もちろん大好きなバンドではありますが、個人的にはアレンジ等で特別意識してる事はありません(とゆうより出来ません?)。
尾崎:Powerpopという範疇で括られるには、あまりに偉大なバンド。キャリアも長いので、R&Rの要素も強いかな?音楽以外の部分にもウィット・センスがあって好きです。
ハギ:実を言うと、Blockbustersを始めるまでほとんど聞いたことが無かったです。今は最高のバンドの中のひとつだと思っているし、Cheap Trickが無ければBlockbustersは始まってないだろうし。ただ、個人的には曲を作る段階でCheap Trickを意識したことはあまりないです。
稲垣:Blockbustersにとってかどうかわかりませんが、オレにとっては師匠です。
R&Rの楽しさを教えてくれたバンドですね。
あと、沢山の素晴らしいバンドを知る大きな入り口でした。
Hello There!
◯曲作りは?稲垣さんが曲を作ってるんですよね?Rockbottomとの違いってあります?
ハギ:この質問は稲垣さんにお任せで。
稲垣:決まりごとではないですが、憤りや怒りがもとにになっている曲は、Blockbustersではやってないですね。出てきたときに、感じるんです。この曲はBlockbustersだなとか。
◯東京ではどういうバンドと一緒にライブをしているのですか?
ハギ:一番やってるのはClandestine。最高。
稲垣:他にはThe Gimmies、Phantom Ratsが多いです。
ライブハウスのブッキングでもやってました。
◯対バンなんかで刺激を受けるバンドなんかあったら教えて下さい。東京でカッコいいバンドはいますか?
サボテン:しょっちゅう「負けた!」と思ってヘコんで帰ってます…そうゆう意味では刺激を受けてると思います。
あまりに多すぎて、枚挙にいとまがない位なので…あえて水戸のNoviceをお勧めします。
尾崎:東京のみならず、ライヴの度に期待してしまうのは…
The Choosers、The Last Numbers、Clandestine、The Gimmies 、Hate Man 、BLPRS、Liquid Screen、The Sensitive Lips。
ハギ:↑に同じく。Neon Group、Firestarterも最高です。
稲垣:刺激はあらゆるバンドから受けます。
カッコいいバンドは沢山います。
Clandestine、The Gimmies、Baby Blue、The Stairs、3MM、The Thunderroads、Firestarter、ボロキチ、Hate Man 、Parachute、Phantom Rats、Rangsteen、Keen Monkey Work、Young Parisian、You Got Radio…
本当に沢山います。
◯東京のライブハウスの状況ってでどうですか??
(ボクが観に行くようなライブでは年齢層は演る方も観に来る方も高くなっていると思いますし、今の時代はR&Rはティーンのための音楽では無いとは思いますが........)
サボテン:同感です。こちらも同じような状況だと思います。ただ、今の若者(?)が音楽を必要としなくなった訳ではないと思うのですが…。
ハギ:皆さんより少し下の世代のオレでもお客さんの数は目に見えて減っていて、年齢層があがっています。
稲垣:けどね。確実に盛り上がってきています。
沢山のバンドが精力的に活動しているのが大きいと思います。
確かに年齢層は上がってますが、自分が二十歳そこそこの頃も十代はさほどいなかった気がしています。
話はそれますが、「R&Rはティーンのための音楽」というのは、キャッチコピーに過ぎないと思っています。
ロックで育って、死ぬまで抵抗する人間が増えてこそ、ロックは素晴らしいってものだと思う訳です。
若い世代がいないと後に続かないという心配は理解できますが、まずは世代関係なく盛り上がりが必要です。
十代の抑圧もわかりますが、二十代、三十代でもそれ以上でも抑圧はあるし、楽しみもあるので、ロックが世代を越えた意義を持つ音楽に
成長していく可能性は十分にあるし、実際にそんな流れがあると思います。
生きてればいろいろありますが、くだらないものはぶっ飛ばして、死ぬまで楽しくやろうぜ!ってことです。
尾崎:良い音楽をやっているバンドでも、集客が困難で、なかなか周辺で10代の人はいないですね。
足を運んだりしませんが、ライヴよりはクラブイベントの方が集客があるのかな?
状況を打破するには、今活動してる日本のバンドが、過去40年くらいの世界中のヒットシングルより凄いもの作るしかない!
◯稲垣さん、尾崎さんともに古くからPowerpopを演ってると思うのですが、Blockbustersの考える"Powerpop"ってとはどういう音楽ですか??
サボテン:恥かしいのですが、自分はまだパワーポップについて何かを述べる自信がありません。
聴けば聴くほど、知ろうとすればするほど、逆に分からなくなってしまいます。
ただ、その厄介さを楽しみつつ、末長く聴いていきたいと思ってます(答えになってなくてスミマセン)。
尾崎:ポップなメロディライン、キャッチーなコーラス、ロックンロールのエナジー、自分たちなりの瞬発力と、日本人であることゆえの多少の繊細さのあるサウンド。
ハギ;これも稲垣さんにお任せで。
稲垣;まず、スタイルとして"Powerpop"をやろうという思いは、今も昔もありません。
ただ、自分にとって"Powerpop"は究極のR&Rです。
音楽的な枠組みはある程度ありますが、そこはまずライノのコンピレーション等で感じていただけるとして、何より大事なのは、結局そこから伝わる想いや熱だと思っています。
単なるポップスやポップなロックも好きですが、"Powerpop"は決定的に別の音楽です。
Badfingerが一つの究極と言えば、少しは伝わるでしょうか?
◯各メンバーのフェバリットバンドを教えて下さい。今の気分でOKです。
サボテン:The Who。
尾崎:The SmallFaces、The Raspberries、The Replacements。
ハギ:Pennywise 、Iron Maiden このふたつであと20年いける気がしてます。
稲垣;Shoes、20/20、Stage Dolls、Dwight Twilley、Big Star、Rockbottom今バッグに入ってるCDです。
今の気分でって限定しても好きなバンドって考えて、携帯で入力したら、腱鞘炎になっちゃいます(笑)。
◯各メンバーの好きなレコードを教えて下さい。
サボテン:(今プレーヤーが壊れていて聴けないのですが)The Who/My GenerationとThe Jam/In The Cityはテッパンです。
レコードというか、極めて王道な曲ですけど…
尾崎:Best Friend/The Outlets、Harlean's House/The Leopards、Dancing Doctor/The Freshies、I Don't Know What I Want/The Raspberries、Open Your Eyes/The Nazz 、Better Take it Easy/The Spongetones 、Bustards of Young/The Replacements。
ハギ:魔力の刻印(Iron Maiden)。
稲垣:Pete Hamの7 PARK AVENUE。
◯最近の愛聴盤は??
稲垣:Stage DollsのGood Times(2枚組ベスト)
サボテン;もしレコードが聴けるようになったら…The Chiffons/Stop,Look and Listenを真っ先に聴きたいです。
尾崎:Mojo Rhythm & Midnight Blues Vol.2/The Spencer Davis Group。
ハギ:(上に同じく)魔力の刻印。
◯今後のリリース予定、活動予定等あれば教えて下さい。
稲垣:秋から録音をして、何か出します。ライブもやります!
尾崎:アルバム・リリースに向けて、頑張りたいです。
◯大阪のファンへメッセージをよろしくお願いします。
尾崎:そもそも東京ローカルでしかライヴをしたことがないのですが、パワーポップとかパンクとか、モッズとかガレージとか関係なしに、自分たちの音楽そのものを楽しんでもらえたらと思います。とにかく音楽したい。呼んでくれてありがとう!何処ににだって行きます。宜しくお願いします。
サボテン:また誘って下さい!ヨロシクお願いします!
ハギ:もっともっとお互い行き来できるようにたくさんの人に気に入ってもらえるようにがんばります。
よろしくお願いします。
稲垣:東京近郊以外では初のライブになります!
さがやん、ありがとう!
全開でぶっ飛ばすんで、お楽しみに!
オレも最高に楽しみです!
暑苦しさも全開なんで、うちわとか、冷えピタとか持って来ると良いかもです(笑)。
みんな来てね!
ヨロシク!
あ、11月2日リリースのロックボトムのアルバムもヨロシクです!
Saga-young
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